村長ブログ(令和7年12月1日)

11月に入って里にも初雪が降り、冬の足音が近づいてまいりました。

 

ベスト・ツーリズム・ビレッジ協議会総会
ベスト・ツーリズム・ビレッジ協議会総会

毎年11月は各種全国大会が多く開催される月であり、出張が続きます。
今年は加えて、昨年から始まった「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」協議会の総会が、北海道で開催されたため、移動も含め3日間の行程となり、県外滞在が続きました。


国連世界観光機関の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」および「アップグレードプログラム」に認定された地域で結成された本協議会は、共に持続可能な観光地域づくりに継続的に取り組んでいくことを目的としています。

今年は日本から、和歌山県高野山、奈良県明日香村、香川県小豆島の2町、の4つが新たにベスト・ツーリズム・ビレッジに選出されました。

観光を取り巻く状況は、各農山漁村ごとそれぞれですが、共通する課題も多くあり、地域の価値ある資源の磨き上げや活用・保全・継承、住民の快適な暮らしとの両立は、どの地域にとっても持続可能な観光地としての重要なテーマとなっています。

シンポジウムには、地元の高校生も参加されており、持続可能な観光のあり方について、次世代も含め地域全体で学ぶ機会を構築されていることに感心いたしました。

白馬村では、ベストツーリズムビレッジ認定にあたり、評価いただいた項目や白馬村の大切にしている価値、魅力などをホームページにまとめています。

 
 
選出の際に提出しましたムービーとともに、是非ご覧いただき、持続性ある観光地域づくりへの皆様のご理解ご協力をお願いします。
 

 

 

全国町村長大会
全国町村長大会

19日に開催された今年の全国町村長大会では、新総理となった高市総理大臣が来賓挨拶をされ、日本の活性化のためには地方からとのことで、重点支援地方交付金を拡充いたしますとの力強いお言葉をいただきました。

物価高に対し、交付団体である地方自治体が単独で出来る施策には限界があるため、国がこうして全国的な課題に対し積極的に施策を講じていただける事を有り難く思います。

 

 

令和7年度白馬村表彰式
令和7年度白馬村表彰式

11月は式典も多くありました。
3日の文化の日には、「令和7年度白馬村表彰式」を挙行しました。

永年に渡り、本村の発展と住民福祉向上のため、それぞれの分野において、多大なるご尽力•ご貢献をいただいた皆様がたに、深く敬意を表し、心より感謝申し上げます。

本年は、「自治功労」「教育功労」「体育功労」「保健衛生功労」「技能功労」「学術功労」において11名の方に表彰状と記念品を、また感謝状を4名の方にお贈りさせていただきました。誠におめでとうございます。

この美しい景観の中で、住民が日々暮らしていられるのは、多くの皆様の地域に対する深い愛情と情熱、そして地域で支え合う思いやりと奉仕の心の賜物であり、厚く御礼申し上げますとともに、引き続きのお力添えを何卒よろしくお願い申し上げます。
 

 

町制施行110周年・合併70周年
町制施行110周年・合併70周年

8日は、池田町「町制施行110周年•合併70周年記念式典」に参列しました。

これまでの地域の皆様がたの歩みと弛まぬ発展へのご努力ご功績に、深く敬意を表し心よりお祝い申し上げます。

同じ北アルプス圏域の自治体として、今後も地域の発展と住民の豊かな暮らしを共に推進してまいります。

 

 

「白馬村スポーツ功労賞」及び「白馬村スキースポーツ育成振興奨励金」の授与式
「白馬村スポーツ功労賞」及び「白馬村スキースポーツ育成振興奨励金」の授与式

14日は、直近一年においてスポーツ競技会で優秀な成績を収めた方に贈る、「白馬村スポーツ功労賞」及び「白馬村スキースポーツ育成振興奨励金」の授与式を、今年度も(一社)白馬村スキークラブの団結式に併せて開催しました。

白馬村スポーツ功労賞は、スケートボード競技の永原悠路(ゆうろ)選手、スキーフリースタイル種目の伊藤瑠耶(るか)選手と宮下朔人(さくと)選手、スノーボード種目の大島ひなの選手の4名に授与されました。

また白馬村スキースポーツ育成振興奨励金は、24名に授与されました。
誠におめでとうございます。

いよいよ来る冬シーズンは、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックが開催されます。
このシーズンでの引退を先日表明したノルディック複合渡部暁斗選手は、会見において、季節外れの満開の桜を咲かせたいとコメントしました。
皆さんも偉大な先輩を見習い、日々仲間とともに練習に励み、それぞれの個性ある美しい花を咲かせていただきたいと思います。

 

 

自転車甲子園で準優勝の白馬高校
自転車甲子園で準優勝の白馬高校

また、スポーツ関係では、愛媛県で開催された「自転車甲子園」で白馬高校の生徒の皆様が全国準優勝に輝き、27日に村長室に報告にお越しくださいました。

自転車甲子園は、高校生がサイクリングに関する正しい知識や実技を身につけ、地域の自然環境や文化への理解を深めるとともに、サイクリングを通じて、地域の魅力を発見・発信できる人材を育てようと毎年開催されています。

道路交通法に関するクイズや、スラローム・スタンディングなどの実技、地域活動の取組に関するスピーチや討論バトルで競われ、今回白馬高校はスピーチと討論で大きな成果を上げ、準優勝を果たしました。
おめでとうございます。
残りの高校生活も、皆さん一人ひとりの素敵な個性と白馬ならではの環境を生かし、毎日を大切に過ごしてください。

 

 

国道148号 雨中・月岡バイパス開通式
国道148号 雨中・月岡バイパス開通式

16日は、「国道148号 雨中・月岡バイパス開通式」が、小谷村において挙行されました。

小谷村雨中地区の住民の皆様の長年の悲願であった「静かで安全な雨中地区」の実現に向けたバイパスが完成しました。

これまでは、家屋の多い雨中地区の中心部を国道が走っていたため、長年事故や騒音の発生の課題を抱えていましたが、バイパスの完成により車両がトンネルを通過することになるため、こうした問題が解消されることとなります。

開通誠におめでとうございます。

 

 

雪乞い祈願
スキー場合同安全祈願祭

18日は、戸隠神社に恒例の雪乞い祈願のため、白馬村議会、白馬村観光局、白馬商工会、白馬村索道事業者の皆様と参拝し、23日は、白馬ジャンプ競技場において、スキー場合同安全祈願祭が行われ参列いたしました。

来るシーズンも堅調な降雪に恵まれ、スキー場が賑わい、皆様が安全に事故なく冬を過ごされますことを祈念しております。

皆様におかれましては、以前も掲載いたしましたが、以下の「快適に白馬村で暮らすための注意事項」のページを是非ご参照ください。

 

 

 

第36回北前船フォーラム
第36回北前船フォーラム

塩の道沿線関係でも、今月は特別なイベントが2つありました。

21日には、松本市で「第36回北前船フォーラム」が開催され、全国各地の北前船にゆかりのある地域の皆様が一堂に会し、講演やパネルディスカッション、セレモニーが盛大に執り行われました。
内陸での開催は初めてとのことでしたが、塩の道を通じて糸魚川から松本に海産物が運ばれていたことから、塩の道沿線自治体も実行委員会メンバーとなり、非常に多くの方と交流できる大変貴重な機会となりました。

 

 

大糸線南小谷駅の開業90周年の記念イベント
大糸線南小谷駅の開業90周年の記念イベント

29日には、大糸線南小谷駅の開業90周年の記念イベントが開催され、私も来賓としてセレモニーや、リゾート列車のお迎え・お見送りに参加しました。

90年の歴史の中には、30年前の豪雨災害により線路が壊滅的な被害に遭うなどと大変な出来事もありましたが、こうして復興を遂げ、多くの皆様の笑顔あふれるセレモニーが開催されましたことを、大変有り難く思い、ご尽力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
近年は利用者減による存続の問題が顕在化して来ておりますが、このような素晴らしい景色の中を走る路線を、地域全体で大切にしていきたいと思うところであり、皆様には引き続きのご理解・ご協力をお願い申し上げます。
 

 

金沢市・白馬村「持続可能な観光地域づくりの推進に関する連携協定」
金沢市・白馬村「持続可能な観光地域づくりの推進に関する連携協定」

また、この大糸線の活性化も目的の一つとして、金沢市と白馬村で「持続可能な観光地域づくりの推進に関する連携協定」を、4日に締結しました。

歴史や芸術など、伝統ある多彩な文化資源を数多く有する金沢市と、豊かな自然環境に恵まれた白馬村は、それぞれ世界に誇る異なる魅力を有し、繁忙期が逆であることから、季節ごとに異なる観光需要を補完し合える関係にあります。

文化資源や自然資源の保全・継承やツーリズムリテラシー向上に向けた取組をし、双方の地域資源を活かした質の高いツーリズムを推進するとともに、過度な観光客の集中による地域社会や住民への負荷を防いで通年平準化を図り、住民にとっても訪れる人にとっても快適で過ごしやすい持続可能な地域づくりを目指します。

国の登録無形文化財となる見通しが過日発表された「加賀料理」に代表される海の幸豊富な金沢と、山の幸に恵まれた白馬は、食文化も異なり、大糸線と北陸新幹線等の交通機関を利用し、2時間半ほどの位置関係であることから、中広域周遊観光において大変相性が良い地域であり、大糸線をはじめとした地域交通の活性化にも資することを期待しています。
村山市長はじめ、連携に向けご尽力をいただきました皆様に心より感謝申し上げます。

 

 

白馬村・小谷村の地域通貨「アルプスPay」
白馬村・小谷村の地域通貨「アルプスPay」

続いて、新たな取組のご案内です。
「新しい地方経済・生活環境創生交付金」を活用し、白馬村・小谷村の地域通貨「アルプスPay」が始まり、17日に記者発表をしました。

以下のページをご覧いただき、アプリのダウンロードをお願いします。

 

 

現在はセブン銀行のATMからのポイントチャージのみですが、徐々にローソン銀行のATMからのチャージや銀行口座を登録してチャージ可能になるなど、ポイントチャージ手段を拡大していく予定です。
加盟店も随時募集中です。

村民の皆さんには、村民限定の還元キャンペーンやクーポン配布など、お得な村民割引もありますので、認証手続きをしていただくことを推奨しています。

また村民以外の皆様も、ポイント還元等のあるお得な地域通貨ですので、是非ご利用ください。
事業者の皆様におかれましては、物価高や観光客の増加により、サービス・商品価格相場が上昇している折、是非地域住民に配慮した地域価格などをご検討いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

「ありがとうをめぐらせよう」
地域を循環する助け合いと感謝の通貨となるよう、皆様と一緒に育んでまいりたいと思いますので、ご理解とご協力をお願いします。

 

 

信学会白馬幼稚園
信学会白馬幼稚園

この記者発表の翌日18日には、信学会白馬幼稚園の「だりあ組」の皆さんが、勤労感謝の日を前に、手作りカレンダーを作成して村長室に届けに来てくださいました。

村男や白馬の特別なお花が切り絵のようにあしらわれた色鮮やかなカレンダーで、とても素敵に仕上がっていました。
毎年恒例ですが、やはり園児たちの口から感謝の言葉を言っていただけるのは本当に嬉しく、頑張ってきて良かったと思える瞬間です。

全国の自治体はどこも様々に課題を抱えており、議員や職員の皆さんも同様だとは思いますが、一つ進んでもまた次の課題という感じで、次から次へと課題解決に向けた意思決定や取組をしていく必要があるため、なかなかゆっくり自身の職務の成果を振り返る機会がないので、「ありがとう」の言葉を直接伝えていただけると、とても救われます。

今後も地域の子どもたちが、生き生きと健やかに育つことの出来る「こどもまんなか社会」を推進してまいりたく、皆様のご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
だりあ組の皆さん、ありがとうございました。
*許可を得て撮影しています

 

 

出張村長室
出張村長室

その他、村民の皆様との直接の交流では、今年も白馬村文化祭に合わせて「出張村長室」を開催しました。

限られた時間でしたが、多くの皆様にお立ち寄りいただき、ご提案をいただいたり意見交換したりする事が出来、大変有意義な時間となりました。

子育て支援や大糸線の活性化、外来種除去、有害鳥獣対策、除雪問題、スポーツ推進、共存社会の実現など、様々な分野につき幅広い世代からご意見やご質問をいただき、現状の説明や村としての考え方を共有するとともに、ご要望等を伺いました。

早速、ご提案のあった「保健福祉ふれあいセンター」前の「思いやりパーキングエリア」を設置しましたので、皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

 

今回いただきましたご提言等を可能な限り実現・達成できるよう、着実に取り組んでまいります。

会場にお越しいただきました皆様、運営にご尽力いただきました皆様ありがとうございました。

 

 

白馬村秋季火災予防運動消防総合訓練
白馬村秋季火災予防運動消防総合訓練

最後に防災関係の活動報告です。

昨年、神城断層地震から10年の節目にあたり、11月22日を、「白馬・小谷地震防災の日」に制定しました。
22日は、制定後最初の総合訓練となる「白馬村秋季火災予防運動消防総合訓練」が北アルプス広域北部消防署と白馬村消防団の皆様のご協力のもと実施されました。

発災時の訓練に加え、地域の防災力を風化させず次代へと継承するため、役場村民ホールにおいてアーカイブ展も実施しました。。
また当日は、白馬中学生が信州大学の協力をいただきながら実施した防災学習について、代表生徒の方々より発表がありました。
大変有意義な内容で、こうした学習を通じて生徒の皆さんが知識や技術を習得している事を心強く感じ、ご協力いただいている皆様に感謝申し上げるところです。
堂々と自身の意見や考えを発表される姿も大変立派で、多くの方にご覧いただきたい内容であり、当日参加出来なかった皆様には、是非ユーテレ白馬での放送を観ていただければと思います。

いよいよ雪の降る時期となり、賑やかなシーズンが始まります。
昨シーズンに似て、降雪の際にはドカ雪になる傾向にあるとのことですので、皆様におかれましては、日頃からの備えをよろしくお願いします。

 

 

白馬村防災ナビのダウンロードがまだの方は、以下からダウンロードをお願いします。

 

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 総務係

〒399-9393
長野県北安曇郡白馬村大字北城7025
電話番号:0261-72-7002 ファックス:0261-72-7001
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更新日:2025年12月01日